2019年一関銀座会新年会 Ichinoseki Ginza's New Year's Party in 2019
今年の銀座会の新年会では、祝舞として長唄『俄獅子』を抜粋で踊ってきました。
江戸時代吉原には、芸者・幇間(ほうかん)が、仮装をして凝った踊りの新曲を見せた年中行事があり、吉原俄(よしわらにわか)と呼ばれました。この『俄獅子』という曲は、この年中行事の催しと獅子舞そして獅子の狂いを組み合わせて舞踊化したもので、粋と洒落っ気を好んだ江戸っ子気質をよく表しています。
踊り終えた後、お客様からこの手持ちの小道具について尋ねられました。獅子ものであることから、『連獅子』の手獅子を持つのではないか?と思われたようです。
役柄としては芸者が踊っているので、この曲では扇獅子というものを持ち、踊ります。この踊りのほか、『執着獅子』などでもこの道具は使われます。役柄が女の場合ですね。
因みに、『連獅子』の手獅子はこちら。
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